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八千代の花火大会

2008年08月26日 15:41

毎年8月末に開催
 今年も、「八千代ふるさと親子祭り」のメインイベントとして、8月23日土曜日に花火大会が行われた。しかし、当日は、朝から曇り空。天気予報では夜に雨、見事予報が当たって夕方から、小雨が降り始めた。毎年、桟敷席に友人の家族を招待するのだが、今年は前日の天気予報から雨模様。しかし、桟敷券は入手済みだし、自宅でのバーベキューの用意はしているので、とりあえず雨でも自宅に来てもらうことにした。6時くらいから小雨が降り始める。バーベキューの準備は整っているので、傘をさして、とりあえず乾杯。7時過ぎに自宅を出て会場へ。雨の曇り空でも花火はきれいに見える。傘をさしながらの花火見物は、はじめての経験。毎年、蒸し暑い夜空を眺め、それでも、近くに秋の気配を感じながら、ゆく夏に別れを惜しむのだが、今年は雨のせいでもう一つ盛り上がらなかった。友人の「よかった、来年も楽しみにしている」との慰めの言葉を聞きながら帰宅。
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毎年、フィナーレの仕掛け花火、これを最後に花火を終了!

 八千代市は、東京から約30km、千葉県の北西部に位置するベッドタウン、住宅公団の発祥の地でもある。東葉高速鉄道が開通して以後、都心への通勤が便利になって、最近では人口の増加が著しく、約19万の人口がまだ増加している状況だ。今年で市制41年、ふるさと祭りは、新住民の増えた八千代の子供たちに、ふるさと意識を持ってもらうのを意図して企画され、今日まで続いている。この日は、例年、10万の人が出るそうだ。花火は、新川と呼ばれる印旛沼放水路をはさんで、市営球場の対岸の広場で行われる。
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昼間の花火会場風景、新川を挟んで市民球場が見える

 新川は、八千代市を南北に横断して、大和田排水場で一旦堰き止められて、千葉市の花見川を流れて東京湾に注ぐ。しかし、印旛沼と東京湾の高低差は3m以下とほとんど高低差がないので、大雨のとき以外は排水場が開けられことはない。昔の人は、洪水で非常に苦しんだようだ。どちらにしても、淀んで流れない新川を川と呼ぶには、以前から抵抗がある。流れる川にすれば水も奇麗になるし、現在の土木技術では、そう難しこととは思えないのだが。川の話になって思わぬ方向に流れて行きそうなので、話をもとに戻すと、八千代はまだ田園と緑を残しながら、発展する田園都市と呼んでも良い。この街に住んで四分の一世紀。子供にとっては、ふるさとで、私にとっても第二の故郷と言える。ここで、よき友人に恵まれて、思い出の沢山詰まったこの街を、これからも大切にしたいと思っている、今日この頃です。
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ビルの屋上から見る。写真の中央を走る東葉高速鉄道、その先画面中央に市民球場、
その前が花火会場






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お盆に帰省

2008年08月18日 13:58

小次郎、往復1600kmの過酷な旅
お盆に、3年ぶりに故郷、徳島に帰省した。今回は、飼い主のわがままで、一歳になる黒芝の小次郎を同行させるので、車での移動となった。千葉から片道約800km、二時間おきに休憩をとったのだが、暑さもあってかなりヘバッテいたようだ。訳も分からづ知らないところへ連れてこられて、大変だったと思う。
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淡路島から明石大橋を望む
 徳島は、阿波踊りの真っ最中。街の中は、夜の踊りに備えて準備も整っていた。私は学生時代に踊ったきりでその後、踊る機会がない。徳島の名物を上げると、一に阿波踊り、二に鳴門の渦潮、三にスダチ、季節になるとふるさとから取り寄せて、友人、知人に配って、徳島のPRをしている。時には、スダチをカボスと間違われのが残念なので、スダチの賞味の仕方から見分け方まで伝授してうるさがれているのだが、県知事からは何の御誉めの言葉もないのが残念だ。
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新吉野川橋からの眉山の遠景
 東京から東名、名神高速を抜け、明石大橋を渡り、淡路島を縦断。鳴門海峡を渡ると市内に入る前に、吉野川を渡る。橋の上から眉山(ビザン)の山頂が見えると、その下が徳島の市街だ。眉山は標高280mほどの丘陵で東西に4km程の大きさで、どこから見ても眉毛の形に見えることから、万葉の時代から歌にも歌われているそうだ。実家は、その眉山の終わろうとする西の端のあたりに位置する。
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眉山山頂からの徳島市街、太平洋に流れる吉野川
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眉山山頂のパゴダ、ビルマで戦死した戦没者の慰霊塔
 海、山、河を近くに育ち。風光明媚な故郷に帰ると。心の底から癒される気分だ。実家は弟が家業を継いでいて、長男は長崎、姉は東京、私は千葉とバラバラなので一緒に出会う機会は滅多にない。
高齢の母は健在だが、最近とみに忘れっぽいところを除けば健康そのもの、母に会うたび、母よりは長生きしなければと思う。帰ると挨拶もそこそこに父の墓参り。近くの菩提寺である地蔵院に隣接する墓地に父の墓がある。小次郎を連れて墓参り。夜は弟の家族と母、小次郎を交えてバーベキューで歓談。
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ため池から見る地蔵院、少年時代この池で、釣りをしたり泳いだりした思い出の場所
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地蔵院の境内、小学生の頃は境内は木もなくて、ここで野球をして遊んだ事を、昨日の様に思い出す
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眉山を借景に実家の庭。弟の毎日の手入れの賜物
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実家の庭を探検する小次郎
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少々バテ気味の小次郎「徳島は暑いし、疲れた、マイリソウ!」

箱根の美術館

2008年08月12日 22:47

ポーラ美術館
 これまでも、何度か箱根を訪れたのだが、団体旅行であったり、時間がなかったりで、ゆっくりと美術館を巡る時間が取れなかった。しかし、7月に行った時は、吉村先生の旅館を訪れる以外は特に予定もなかったので、以前から行ってみたいと思っていたポーラ美術館を訪れた。これは、どちらかと言うと、建物に関心があった。この建物は、自然環境を考慮して自然の地形と、雑木林を保護するように計画されている。また、建物の性格上地震に対して、免震工法を採用して災害やメンテナンスに対して最大の考慮がなされている。美術館の入り口は、姫シャラの木立の間の橋を渡って行った先にある。ガラスのゲートをくぐって、エスカレーターを降りて行くと受付が有る。これも自然の地形を生かして、地下に下りて行くのだが、ガラスの屋根に囲まれた、明るいホールを中心に展示室が十字型に配置されている。

 訪れた日は、シャガール展が模様されていた。シャガールの人物画は、稚拙なように見えるのだが、故郷の空を飛んでいる人物はシャガールその人の様であり、その表情はエジプトの壁画のように、顔半面に大きな瞳が印象的。構図は幻想的で、色の組み合わせがとても印象に残った。資料によると、約9500点の美術品が保管されているとの事、世界中の著名な画家の作品の中で、ゴッホの「アザミの花」が特に印象に残った。ゴッホといえばひまわりの静物画が特に有名なのだが、その絵はブルーの背景にひまわりの構図にアザミの花の紫と刺のある緑の葉が描かれていた。

 何か、水中に咲く花のようだ。あとで調べると、ゴッホがピストルで自殺する一月前の遺作だそうだ。目の前で見る絵は、絵の具の盛り上がり一つづつが、ゴッホの直筆だと思うと、その息使いまで聞こえてきそうだ。ゴッホにはその時の世界がみんなブールに見えていたのだろうか。それ以外に特に印象に残ったのは、高橋由一の「鵜飼図」畳3畳ほどの大きさに、松明の明かりが水面に映り背景は漆黒の闇、大半が闇なのだが、黒さが微妙に違う闇なのだ。絵を見ていると時間を忘れるのだが、見終わった後は、なぜかぐったりと疲れる。それはきっと画家が、魂を込めて何かを訴えるものを、正面から受け止めようとするからだろうか、、、、

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美術館の入り口までのガラスの橋

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ガラス屋根のホール

 彫刻の森は、約二万三千坪の広大な敷地の中に、ヘンリームーア、ロダン、岡本太郎などの内外の著名な作家の作品が、緑の芝生の中にゆったりと配置されている。ムーアは「彫刻は野外の芸術」と言っている。まさにその言葉にふさわしい恵まれた環境だ。一日いるだけでも気持ちが和む。その中にピカソ館があるのだが、そこには主に、ピカソの65歳以後の陶芸作品が数多く展示されている。私に審美眼がないのか、ピカソと言われなければ、幼稚園児の作品のように見えるのだが、その中に、巻物のように墨絵で描いたような闘牛場の絵が、それも人物がわずか1cm程の大きさで描かれているのだが、今にも動きだしそうな躍動感があり、流石だと思った。他にもガラスの美術館にも訪れたのだが、箱根には、特徴のある美術館が数多くあるのでまた、機会を見て訪れてみたいと思っている。
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緑の芝生に点在する彫刻
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森に向かって叫ぶ彫刻
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ヘンリームーアの彫刻

ゆりの木の家、完成しました。

2008年08月06日 21:26

7月26日、引っ越し完了。
今年、3月27日に基礎工事を開始してから5か月、予定より2週間早く工事を完了し、無事7月25日引き渡しを終了しました。翌日、引っ越しを終へ、オーナーの新しい生活が始まりました。最初は、電気のスイッチの位置に戸惑いながらも、新しい建物に満足されている様子を見て一安心です。いつも工事が終了して建物を引渡すとき、一抹の淋しさを感じると同時に、オーナーが新い生活をエンジョイされ、建物がいつまでも、大切に使われるように願っています。
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南西の角からの外観
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南正面からの外観
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北西裏側からの外観
内部の特徴は、玄関を入ってリビングの扉を開けると、カウンターに白いタイル張りのキッチンが迎えてくれます。リビングのコーナーに薪だき式の暖炉、中央には2階の天井までの吹き抜け、天井には無垢の梁を表し、天井扇風機で空気を攪拌して、夏、冬の温度調整に使用します。
対面キッチンは、奥様の希望で接客用にカウンターを造り付けで広く取りました。薪だきの暖炉は、御主人の希望。暖炉の火を見ながら読書をするのを、今から楽しみにしています。

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リビングから見るキッチンカウンター
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リビングコナーの暖炉
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リビングから見上げる二階廊下
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二階天井の梁と扇風機
水周りは、浴室の床を伊豆石張とし、冬の寒さに備えて温水の床暖房を設置、腰壁に大理石を貼り、腰壁から上は、水に強い青森ヒバを張る。木肌の優しさと、木の香りに癒される。洗面台は既製品だが、将来車いすにも対応できるようにしている。

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浴室の腰壁は大理石張り、小物を置く棚を設置している
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青森ヒバの壁、とても木の香りが心地よい
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収納を多めに取り、将来の車いすにも対応可能な洗面化粧台
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トイレの造り付けのカウンターは、白いモザイクタイル張り、一面の壁は変化をつけるために色を変えている

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室内からの明かりが印象的な夜景