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築18年のツーバイフォー住宅

2010年12月16日 16:56

外壁を丸洗い

18年前に、友人から依頼されて東京の水元公園の近くに、50坪ほどの2世帯住宅を設計してその年に完成した。彼とは若い時に、ある現場で知り合って今年で30年になる。彼も独身で電気会社を立ち上げてまだ、2年目くらいだったと思う。その頃は、私もまだ設計事務所に勤めていて、その頃流行していた13棟53所帯のタウンハウスの現場監理を任されて、東京から千葉へ単身赴任で現場に泊まり込みで常駐していた。

 その時の現場で知りあって早、30年が過ぎた。今年の夏、私の住む市で8月の末に大きな花火大会があるのだが、花火会場に県立図書館が立つ予定で、来年には花火大会が無くなると言う。そこで、彼と奥さんとその同じ現場で知り会って30年になる、友人夫妻も招待して夏の夜の楽しい時間を過ごした。その時、屋根が痛んで来て、飛び込みで屋根と外壁の再塗装の営業が来るので、一度見てもらいたとの相談があった。

 しかし、今年の猛暑は暫く続いたので、秋になって見に行くと言ったのだが、それ程急を要していなかったので少し間があいたのだが、先月現場を塗装屋さんと一緒に見に行った。屋根はだいぶ色が退色して黒い屋根がグレイに見えて補修が必要だ。しかし、外壁はどこにもひび割れも無く、当初グレイで塗装した事もあって少し汚れが目立ったので再塗装はしないで、高圧で洗浄することにした。

 時々訪問することがあったのだが、ほとんど外壁の汚れは気にならなかった。今回、改めて細部まで点検してもこれと言った問題はなかったので洗浄だけにした。それにしても、当時は外壁下地にモルタルを塗ってリシンを吹き付けた一般的な仕上げだったのだが、特別なメンテナンスをしていなくても、もったのは廻りの環境と建物のデザインと構造にあると思う。モルタルの外壁に良くヒビが入っているのを見かけるが、一つには施工に問題がありもう一つは、構造に問題があると考えられる。

 モルタルは、セメントと砂を水で混ぜて練ったペースト状にしたものを言い、それを外壁に塗るのだが、当時は下塗り、中塗りと二回塗って下地を造り、リシンを吹き付けて仕上げるのが一般的だった。モルタルは、乾燥すると水が蒸発してクラックと言われるヒビが入る。季節によって1週間から10日ほど養生期間と言って放置して置く。その後で中塗りをしてまた、十分な養生期間を取って仕上げをすると外壁にヒビは入らない。
mizumoto3.jpg

再塗装前の外観。少し屋根が退色している。
IMG_3346.jpg

工事中足場にネットを掛けて、周辺に高圧洗浄水が飛ばない様にしている。
IMG_3435.jpg

再塗装後の屋根。新築の建物に見える。
IMG_3436.jpg

外壁も水の高圧洗浄で新築並みに綺麗になった。

mizummoto7.jpg

玄関を入ると、局面の壁がありこの後は階段室になっている。階段の下を階段とは反対の曲面にえぐって黒い漆の飾り台を造っている。住む人が綺麗にそして大切に使っているのがとても嬉しい。

mizumoto5.jpg

飾り棚の上部に埋め込んだ小さな照明で、飾り棚の置物が効果的に浮かび上がるように工夫した。当日は、生け花なが浮かびあがっていた。
他にも細部に渡って色々な工夫をしているのを見て、建築当時を懐かしく思い出す。


 時々見かける外壁にクモの巣が張ったようにヒビが入っているのは正しく施工していない証拠だ。また、サッシなどの開口部の両端に斜めに亀裂が入っているのは、地震によるものと思われる。在来の木造住宅は地震に対して建物がある程度揺れることによって倒壊を防ぐようになったいる。しかし、ツーバイ工法の住宅は、耐力壁と床が合板で、強固な6面体の箱で出来ていて、地震時に開口部に集中して力が加わることや建物がっ上下で分かれて揺れる事がない。

 地震時には、小さな揺れが短くて終わる。直下型の震度4くらいだと一瞬、建物に車でも衝突したようなドンと言う衝撃があるがすぐ終わる。ツーバイ工法の住宅は上下に潰れることはないので、地震時には家の中にいた方が安全である。実は、我が家もこの工法なので日頃から家族には、地震の時は家の中が安全なので慌てて外に飛び出さない様に、日頃から言い含めている。ただし、私を信用しているかどうかが問題だ。

 構造については、日本ツーバイフォー協会が監修した説明書があるので参考にして下さい。
話は横道にそれたが、人はうそをついても建物はうそをつかないとの信念でこれまで設計、監理をして来たのだが18年目にして外装のリニューアルをして改めてその思いを強くした。





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